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zoom RSS 北朝鮮の核開発に関する情報をめぐる問題

<<   作成日時 : 2009/09/22 04:38   >>

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   北朝鮮の核開発の実情、とくに核保有場所、核兵器の小型化の成否等についての具体的情報は、北朝鮮側は、当然外部に一切漏れざるよう細心の注意を払っているであろうし、他方、米韓日当局は、自国の安全保障上の必要からその入手のため最大限の努力を払い、情報合戦が展開されている。
   従って、ある程度の情報を入手していても、その入手情報源は勿論のこと、入手している事実だけでも明らかにすることは、様々の問題を孕んでいる。
   下記記事は、9月18日、韓国の次期国防長官に内定している金泰栄合同参謀会議議長が、国会における北朝鮮の核保有場所に関する質問に対し行った答弁の問題性について指摘している。
   何れの国においても、議会におけるこの種質問に対し、政府・軍当局者が何らの情報や対抗能力を有していないと答弁することは実際上難しいであろうが、答弁の仕方如何により相手側に不必要な情報を与え、こちら側の安全保障上の利益を喪失してしまう危険性があることに十分留意する必要があろう。( Y. I.)
http://blogs.yahoo.co.jp/ksmgsk66/ 
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 「国際情報センター」(http://blogs.yahoo.co.jp/kokusaijoho_center/))ブログをご存がじでしょうか。同ブログには、現下のホットな重要国際問題の事実関係に関する正確なな情報と分析および専門家の見方が示されています。 http://news.blogmura.com/ http://politics.blogmura.com/ http://blogranking.fc2.com/in.php?id=398288 http://blog.with2.net/in.php?802369  
姉妹ブログ「現下の国際問題」(http://smartpower.cocolog-nifty.com/blog/)でも本欄と同一記事がご覧になれるようになりました。  
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9月20日「国際情報センター」記事

「北朝鮮の核問題」

1、 9月18日、韓国の次期国防長官に内定している金泰栄合同参謀会議議長は、国会で北朝
鮮の核保有場所を確認しているのかとの質問に対し、していると答弁し、さらに北朝鮮を核使用前に打撃することは可能かとの質問に対し、韓米連合は十分な能力をもっていると答弁した。
 金次期国防長官が何ゆえかかる答弁をしたのか、良く判らないが、この答弁は仮に内容として正しいにしてもなすべき答弁ではなかったと思われる。
 第1に、北朝鮮はパキスタンと同じく自国の核の所在場所を隠匿している。これが知られているということになれば、当然それを移動し、隠匿しようとするからであり、これまで苦労して把握した隠匿場所が意味を失う可能性が高い。
情報の世界では、何を知っているかを暴露することには慎重でなければならないのは常識で、北は今後どうしてそういう機密が漏れたのか、調査することになる。
第2に、北朝鮮やパキスタンのような国は、使用前に核兵器が無能力化されることを恐れる。所在場所を秘密にするのはそのためであるが、使用前に無能力化される恐れは、無能力化される前に核兵器を使おうという誘惑を核保有国、この場合には北朝鮮に惹き起こす。特に北は多くの核兵器を保有しているわけではないから、尚更である。したがってこの答弁は核兵器使用の敷居を低める効果がある。北は先制不使用も言っていない。金答弁は抑止力強化に資さず、核使用の可能性を高める。

   2、 北朝鮮の核兵器開発の現状については、私は相当進歩しているとの前提に立つべきである
と考えている。
 第1に、9月3日の安保理議長宛書簡で北朝鮮はプルトニウムの兵器化に加え、ウラン濃縮の実験段階が完成しつつあるとしている。2002年、米は北朝鮮に濃縮施設を売ったとのパキスタンのカーン博士の証言をもとに、北朝鮮を追及、北はいったんはそれを認めたが、後にウラン濃縮はやっていないと否定した。ウラン濃縮は実験段階であれそれなりの施設がないと出来ない。従って北はパキスタンのカーン博士の核密輸市場からウラン濃縮技術を入手し、それをやっていた、その否定は嘘であったと考えるのが妥当である。イランから濃縮技術を学んだまたは購入した可能性もある。
第2に、カーン博士が核爆弾の設計図、さらには小型核爆弾の設計図を販売していたことが知られている。前者はリビアの情報開示で明らかになった。後者はCIAがカーン博士のネットワークのなかで、小型核爆弾の設計図をスイス人の協力者を通じて見つけ、破壊したことで傍証されている。ウラン濃縮でカーン博士と北朝鮮の関係が緊密であったことを前提にすると、北朝鮮が核爆弾の小型化技術を手に入れたと考える方が妥当である。
第3に、北朝鮮とイランはミサイル開発、核開発で協力している証拠がある。核については、双方共に、カーン博士の技術をもとに、それを発展させていると思われる。北とイランの核開発は連動している面がある。
   3、この問題については、北の核兵器保有と小型化、ミサイル開発の進展をふまえ、どう抑止するか、真剣に日米韓で考えるべきである。
金次期国防長官発言は問題が多いが、日米韓で話し合うべき問題点を指摘してはいる。

  上記記事の原文は、http://blogs.yahoo.co.jp/kokusaijoho_center/33344941.htmlでご覧になれます。




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